「あなたも借金減額できるかも！？減額シュミレーターをやってみよう！」
なんて広告を目にすることはありませんか？
【借金が減額する】なんて借金している側からしたらおいしい話。
でもちょっと待ってほしい。
本当になんのデメリットもなく借金が減額する人は本当に一部の人だから。
うまい話には必ずデメリットがあるのです。
今回はそんな話です。
- 減額するしくみ
- 借金が減額する対象となる人はどんな人か
- 借金シュミレーターのなぞ
借金が減額するしくみ
【借金が減額するかも】【借金救済制度】そういった広告が意味する事は、
ずばり債務整理や過払い金請求のことだよ！！
債務整理とは
債務整理とは、借金で困った人のための制度で、任意整理・個人再生・自己破産のことです。
簡単にいうと、
- 任意整理…賃金業社に交渉して金利を0にしてもうこと
- 個人再生…裁判所を通して借金が半分減額できる可能性あり。
- 自己破産…裁判所を通して、借金を０にしてもらう。
といったことですが、借金減るの！？ラッキー♡と言った話ではない！！！
大きなデメリットがつきまとうし、自己破産は特に失うものも大きいです。
任意整理は借金が減額するわけではないし、
個人再生や自己破産は、いろんな大変な手続きをしたうえで可能になるけど、
５〜１０年はブラックリストになったり、資産を失ったりします。
過払い金請求って？
払いすぎていた利息分を、返してよー！と請求する手続きです。
以前は、お金を借りた人を守る訪室【利息制限法】と賃金業者を制限する法律【出資法】の二つの法律で、利息制限法は上限金利１５〜20％であることに対し、出資法では上限金利29.2%でした。
この29.2%を超えて貸付をしない限り、刑事罰は課せられなかったのです。
さらに、利息制限法の金利を超えることに対しての罰則もありませんでした。
そのため、高金利で貸付する業者がたくさんでした。
この利息制限法から、出資法の29.2％の差が、グレーゾーン金利と言われています。
このグレーゾーン金利で借りていた利息分が“払いすぎていた利息分”になるのです。
しかし、この利息制限法と出資法の金利が見直しされて
2010年の６月にグレーゾーンでの貸付はできなくなりました。
つまり、2010年６月以前より借金をされているかたが、
このグレーゾーン金利で借りている可能性があり、
このグレーゾーン分の金利が払いすぎていた分となり、過払い金請求すると戻ってくるかもしれないのです。
借金が減額する対象の人は？
個人再生・自己破産する人は借金が半分になったり0になったり、
確かに減額はしますね。
ですがこれは先に言ったように、
「借金が0になります！よかったですね！」では済まない話しです。
ブラックリスト入りし、車や財産を失ってしまうかも。
では過払い金請求で借金が本当に減額する人は、
- 2010年６月以前にグレーゾーン金利で借入をしていた
- 2010年６月以前に借入をしていて完済している人（かつ完済から10年以内の時効前）
とうことになります。
しかし、こちらのページを参照すると
①でまだ債務が残っている人で、過払い金があって、その分を差し引いてもまだ債務が残る人は
債務整理扱いになってブラックリストになるそうです。
逆に過払い金を差し引くと借金が0になればブラックリストにはならないそう。
なかなか、無傷で借金が減額するなんて難しい話なのがわかりますね。
ちなみに任意整理は、金利が0になるだけで、
借りていたお金は返さないといけないので減額というわけではありません。
減額シュミレーターのなぞ
【借金減額シュミレーター】【借金減額診断】などと言った広告も目にしたことありませんか？
私はこの広告に目を奪われて、まんまと任意整理をしています（笑）
これ入力すると、
【月々の支払が減額する可能性があります】
【借金が減額もしくは０になる可能性があります】
などといった結果がでてきます。
それに続いて、住所や電話番号を入力をする画面になったりします。
先に述べた、無傷で借金が減額する対象の人ではなけれ、
月々の支払が減るのは、借金が減るわけではなく、任意整理のことと思われます。
借金が減額もしくは０になるのは、個人再生または自己破産手続きのことと思われます。
確かに減額するので嘘ではないけど…なんかずるい気がするのは私だけ…？
ちなみに、住所や電話番号を入力すると、かなりの確率で何かしらの連絡がきますよ！
減額シュミレーターしてもダメではないけど、
ちゃんと法律事務所なりが経営しているところでやってみてください。
そして連絡をうけたとしても、無傷で借金減額できたらラッキーだしちゃんと債務整理について勉強したり説明を聞いたりして
理解をしてから依頼するようにしてくださいね！
まとめ
確かに債務整理で、借金が減額するのは嘘じゃない
けど何度もいうけど、大きなデメリットがあります。
借金に困っている人のための制度なので、状況的に債務整理をした方が良い人もいるのは確かで、
私も利用した経験があります。
ですが、デメリットを理解した上で手続きをしてほしいです。
私は任意整理をしたけど、確実に借金がなくなったため良かったと思っています。
（借金が減ったわけではないけど）
無傷で借金が減額する対象となる人は限られています。
そもそも、どんな理由があるにせよ自分が負った借金です。
間違いじゃないのであれば、それが減額するなんて夢の話。
逆にグレーゾーン金利で借りていた可能性のある人は１日でも早く、相談してみるべきかもですね！
自分のお金が戻ってくるかも！
なんにせよ、広告の文言を鵜呑みにして惑わされず、
自分でお金の勉強や債務整理の勉強をしてから行動に移しましょう！
私もお金の勉強し続けます♪
最後までありがとうございました！
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