こんにちは!
浪費家看護師ママのみかんです。
今回は債務整理についてお話しします。
私は5年ほど前に任意整理をした経験があります。
債務整理を専門としている【司法書士法人杉山事務所】に依頼しました!
過払金請求が日本一だそう。
任意整理したことで良かったと思う反面、少し生きづらくなっている部分もあります。
そんな経験を交えて
- 債務整理とは何か
- 債務整理のメリットとデメリット
- 過払金が戻ってくる仕組み
- 債務整理後の生
についてお話しします。
この記事を読めば、債務整理をしようと考えている方の参考になると思います。
よくSNSやネットを見ていると、広告に “過払金が戻ってくる” “借金額が0または減額できる”
などといったものを目にしたことあると思いますが、それを鵜呑みにしないでください。
ただただそんないい話だけではない!その広告をクリックする前に見てほしい!
債務整理とは
債務整理とはずばり、借金問題を解決する方法です。
よく広告でみる、『国が認めた借金救済措置』とかいうものがこの債務整理です。
この債務整理を行うことで、
借金が0になる、または減額できる、利息分を払わなくてよくなる、過払金が戻ってくるなどといった対応を受けれる可能性があり、債務に押しつぶされそうな人の救済制度です。
もちろんこんな良いことばかりじゃないです!
もちろんデメリットもあります。
詳しくはただの制度利用者の私より専門家さんのページを参照してほしいです。
※下記はあらゆる法律事務所のページを参照した私がまとめたものです。
1.任意整理
任意整理とは、今自分が借入れしている賃金業者やクレジットカード会社に対し、司法書士または弁護士を通して利息カットや分割回数を交渉してもらい、和解を結んで支払い計画を立て借金を返済していくものです。
メリット
- 手続きを開始したら、即日賃金業者からの督促が止まる
- 将来利息が免除され元金だけの支払いになるため完済が早まる
- 過払い金があれば元金も減らせる
- 裁判所を通さなくて良いので手続きが簡単(司法書士または弁護士に依頼するだけ。)
- 整理したくない賃金業者は除外したりと自分で整理したい賃金業者を選ぶ事が可能
- 1度だけ司法書士または弁護士に依頼するだけで、必要以上に郵便物が郵送されてきたり電話が来たりすることもないので、家族に知られる事なく手続きがすすめられる。
- 借金完済までの目処がたてられる
デメリット
- 事故情報(ブラックリスト)に載る(完済後5年間以内)
- 任意整理に応じてくれない賃金業者もある
- 任意整理をした会社のクレジットカードなどを将来的に作りたくなっても、2度と作れない可能性がある(ブラックリスト解消されても、自社の記録として残っている可能性がある)。
- 任意整理をしなかった他のカードがあったとしても、事故情報が残っていると更新できない可能性が高い
2.個人再生
個人再生とは、裁判所に申し立てを行い認可されれば借金が大幅に減額してもらうことができ、認可された再生計画に基づいて3〜5年かけて残りの借金を返済できるようになる債務整理方法です。
借金の金額にもよりますが、大体5分の1ほど借金が減ります。
任意整理と比べて裁判所を通さないといけなかったり、再生計画の書類を作るのに少し手間と時間がかかります。
借金が大幅に減額はされるが、残りの借金は返済していかなければならないので、しっかりと返済能力があるかたが行うことのできる債務整理になります。
毎月の返済が13万。高額すぎて払っていけない…。でも毎月3万くらいなら、給料の範囲内で支払っていけるかも。
というかたなら個人再生の制度を利用できます。
メリット
- 借金が大幅に減額できる
- 司法書士または弁護士に依頼した時点で、即日債権者からの督促は止まる
- 裁判所から免責決定がおりれば賃金業者はその決定に従ってくれる(任意整理は法的効力がないため拒否する会社もある)
- 自己破産とは違い、財産は処分されない。住宅ローン特則が認められれば住宅を残せるし、車もローンが払い終わっていれば残せる。
デメリット
- 信用情報に5〜10年に登録される(ブラックリスト)
- 全ての債務が対象になるため、車のローンが残っていたり、保証人をたてている奨学金なども対象になる(車のローンがある場合は車は残せない)。そのため保証人に迷惑がかかる。
- 官報に個人再生をしたことが載る(住所や名前なども。しかし一般の人がみることはほとんどない)
- 任意整理と比べて費用が高い
- 返済能力がないと利用できない
- 借金が5000万以下でないと利用できない
3.自己破産
失業などといった理由で借金を返済できなくなった個人が裁判所に申し立てることで、財産を精算して借金を0にする手続きです。
手続きは「破産」という手続きと「免責」という手続きにわかれ、財産を処分(現金化)して債権者に支払い、それでも払いきれなかった文を免責するという二段階の手続きになります。
メリット
- 借金を支払う事ができないと裁判所に認められれば借金が0になる
- 手続きをすれば当然取り立てや督促がなくなり、借金からの苦しみから脱することができる
- 全ての財産がなくなるわけではなく一部の財産は残すことができる(99万円以下の現金または20万円以下の預貯金、最低限生活に必要な冷蔵庫や洗濯機などといった家財道具など)
- 対象は自分の財産なので、妻名義の自動車などは残せる
デメリット
- 信用情報に5〜10年登録される(ブラックリスト)
- 住宅や車、自分が契約名義の生命保険の解約返戻金、高額の現金などといった財産を手放す必要がある
- 官報に自己破産したことが載る(住所や名前など)
- 弁護士、公認会計士、警備員など手続き中は資格を使用した仕事はできなくなる(免責が決定したら復権する
- ギャンブルや浪費などの借金の場合、免責が認められないケースがある(しかし、これは裁判所の判断で決定するため、反省をしている姿勢や今後は借金をしないという意思を誠実に示すことで免責を受けれる可能性があり、現に申請をした9割程の人が免責決定を受けれているそうです。)
過払い金請求とは
債務整理に関しては上に述べた3つがあげられるのですが、この3つの整理方法の他に、司法書士や弁護士に依頼して、過払金の有無を調べてもらうこともできます。
過払金があればその分借金残高は減るし、なんなら現在の借金分以上に過払金があればお金が戻ってきます。
上で述べた3つの債務整理のを行う場合にも、司法書士や弁護士の方は過払金がないか調べてくれるはずです。
なぜ過払金が発生するのか…?
過払金が発生するケースはざっくりいって2010年以前の金利で借金をしている人、または完済してから10年以内の人ですね。
というのも『グレーゾーン金利』で借金をした人が対象となります。
お金を借りた人を守る法律【利息制限法】と賃金業者を制限する【出資法】の二つの法律が定める上限金利が違い、
利息制限法…上限金利15〜20%
出資法…上限金利29.2%
と、かなり差がありました。さらに利息制限法の金利を超えることに対しての罰則もなかったため、
賃金業者はもちろん儲けるもんですから29.2%の上限ぎりぎりの金利で貸し付けますよね。
ここの2つの法律で定められた金利の差がグレーゾーン金利になります。
貸し付け利息が高く、借金の支払いができない人が増えてしまったため2007年に出資法の金利が見直され、2010年にはグレーゾン金利での貸し付けは撤廃され、利息制限法と同じ金利に定められました。
そのため2010年以前のグレーゾン金利で借りていた人、また最終取引から10年以内の人(時効成立前)が過払金が発生している可能性があるのです。
さらに、過払金が戻ってこないケースとして
- 銀行のカードローン(銀行は2007年より前から利息制限法の金利を適用していたため対象とならない)
- リボ払いを含めたショッピング枠の利用分
- 闇金からの借入
- グレーゾーン以下の金利での借金
などがあげられます。
なので過払金が戻ってくるケースって、とても限られています。
広告で【あなたも過払金が戻ってくる!】なんてそそられるような文言にダマされないように♪
ただ、この過払金があるかどうかを相談に乗ってもらうのは無料やってくれる法律事務所はとても多いので、一度相談してみるのはありです!
司法書士や弁護士はこの道のプロなので、過払金だけじゃなく借金に関しての相談にものってくれると思います。
↓過払金請求を専門にしている司法書士事務所。もちろん債務整理も!
司法書士法人杉山事務所 借金減額の相談申込み私のした任意整理について
私が任意整理をした理由は借金ささっと返せるならと軽い気持ちでした。
ブラックリストになっても、別にもう住宅ローンはくんでいるし、クレジットカードをつくりたいとかもないし問題ないかと判断して司法書士のかたに依頼しました。
当時の借金の金額
当時私はA社から約30万円、B社から30万円、C銀行から100万円の
合計160万円の借金がありました。主にショッピングリボとキャッシングです。
看護師の仕事をしていて、残業料が半端ない職場にいたものの少しでも残業したら100%残業代をだしてくれる職場にいたため、収入はそこそこありました。
そのため高額な借金でもなんとか返済しても生活はできていました。
任意整理をするに至った理由
ある日、スマホをいじっていると『過払金がもどってくるかも!?』という例の広告がでてきました。
まんまとつられて、
お?もしかして私にも過払金がある!?借金減るんじゃない?
とそんなわけないのに、たいして情報収集もせずに、有名な司法書士事務所のホームページだったため広告をポチり。
少し読んで画面スクロールすると【無料減額診断】というのを目にして無料なら…とやってみることにしました。
匿名ではあるものの、電話番号とメールアドレスを入力し、借金額など必要な項目を入力しました。
すると『月々の支払を減額できる可能性があります』という診断結果になりました。
そして、後日電話またはメールにて詳細を連絡致しますみたいな画面になりました。(当時の話です。)
そして私の場合は電話で連絡が来て、ざっくり言うと、「過払金はないけど金利をなくして元本だけの支払いにすることができて現在の借金を早めに返せますよ」といった内容でした。
そしてその場で事務所に行く約束をしました。
それからネットでいろいろ調べたところ、説明を受けた内容は【任意整理】というやつのことかと理解します。
まぁせっかくなのでとりあえず話しを聞きに行くことにしました。
依頼したのは【司法書士法人杉山事務所】
たまたま私が減額診断をしたのは司法書士法人杉山事務所で、債務整理をメインでやっている事務所でした。
そのため安心して話を聞きにいきました。
まず、現在の借金についてありのままを話、返済のプランにも相談にのってもらいました。
任意整理のメリットとデメリットの説明を受け、最終的に前述したように
夫には伝えていたものの、他の親族にもバレることはないしブラックリストに乗ってもそんな影響はないかな〜なんて軽い気持ちで任意整理を行うことを決めました。
任意整理を依頼した後の流れ
相談しに行ったその場で、任意整理を依頼することを決め、
2枚ほどの書類にサインと押印。
そして、いろいろ決定するまで支払いはしなくて良いと説明を受けました。
そのかわり、杉山事務所の預かり金口に相談して決めた金額を毎月振り込むことを約束しました。
その場で、整理を依頼した会社のクレジットカードやキャッシングのカードにはさみをいれられ
使えないようにされました。
それだけで手続きは終了です。
そして司法書士の方とのやりとりはこれで最初で最後です。
その後3ヶ月くらいしてから、1通の封筒が届き、3社ともに和解成立しましたと書類が届きました。
書類に関しても郵送されてくるのはこれが最初で最後でした。
あとはひたすら、借金の元本と着手金と完了報酬を毎月支払っていきます。
着手金と完了報酬も借金残高と合算されているため、相談して決めた金額以上のお金が必要になることはありませんでした。
本当に、この事務所に行った1回だけで、他に電話や郵便物で何度もやりとりすることもありませんでした。
費用について
司法書士や弁護士に依頼するためそれなりの費用はかかると予想はしていましたが
これは借金の金額によります。
これは杉山事務所に限らず、有名どころのホームページを確認してみるとどこもそうなようです。
何個か、『任意整理の費用2万〜』みたいに書いている会社もあり、安い!って思ってしまいがちですけど、そんなことはありません。
確かに10万以下の借金、1社だけの手続きだったら2〜3万で可能かもしれませんが
なかなかその金額と1社だけで任意整理を選択をする人は少ないんじゃないかなーと思います。
私の場合、30万+30万+100万円の借金を3社で、
着手金が151,200円、完了報酬が118,800円
でした。(当時の話ですが)
他の会社と比較したわけではないのでわからないですが
1社あたり3〜15万が相場と言われる任意整理で3社依頼して
そのうち1社は100万を超えているものもあることを考えると
そんな高くない費用だったのではと思います。
任意整理をしてみて思うこと。
ブラックになってもさほど影響ないや〜なんて軽く考えてたけれど、実際にしてみて思うこと。
自転車操業にならずにぎりぎりでも支払えて生活できているならしないほうがいい!
と思います。
やはりこれは借金救済制度なので、本当借金でどうしようもなくなった場合に利用するべきですね。
自転車操業になっていたら危ないかも!
任意整理をした事による生活への影響
①任意整理していないクレジットカードが更新できなかった
まず、任意整理のメリットで、【任意整理をする賃金業社を選べる】とあげましたが、
任意整理をしていない、なんなら借入もしていない、公共料金や固定費を払っていたクレジットカードがあったのですが、任意整理をした2年後くらいに期限満了を迎えました。
期限満了になったら更新されるのですが、必ずその時に再度審査がはいります。
ですが任意整理をした情報が信用情報として記録されているため、更新されませんでした。
選んだところで結局はつかえなくなるというね。
いくらなんでも、やはりクレジットカードが一つでもないとなかなか厳しいですよね。
これに関しては、夫の家族カードを作ることで解決しました。
(主契約者の信用があれば、家族カードは審査しない場合が多い)
②住宅ローンの借り換えができない
我が家は持ち家で夫と50%の配分で住宅ローンを組んでいました。
住宅ローンは地元銀行の固定金利3年のローンを利用しています。
任意整理をし2年後、固定金利の3年を迎え、
借り換えを検討することになりますが
夫は良いにしろ、私がブラックリスト入りしているため、
他銀行の商品に乗り換えようにも審査が通らないのです。
これに関しては、一度も住宅ローンの支払いを延滞したこともなくちゃんと支払えていることもあり
最初に借りた銀行で引き続き3年間同じ金利で継続できることになったので一安心です。
また次の更新がせまっているためどうなることやらだけど…
③家族にばれないとは限らない!
私は夫に隠していたわけではないので、任意整理をしてみて思ったことですが
確かし、司法書士に会ったのは1回限りだし、事務所から郵便物が送られてきたのも
和解が成立した書類が送られてきた1回のみ。
それ以外は指定された日までにきめられた金額を払うだけ。
その他ですと、支払い期限までに振り込んでいなかったらショートメールで『支払い期限せまってますよ』とお知らせメールが来るくらい。
本当に必要最低限のやりとりではあります。
しかし、一緒に暮らしている夫や妻がいるのであれば、例えば
その1回だけ送られてくる郵便封筒に司法書士事務所の名前がしっかり書かれているし、
それを見られると、家族は『なんで司法書士事務所から??』と不思議になりますよね。
(郵送しないで!事務所にとりにいくから!ということはできると思います。)
あとは私のように住宅ローンの借り換え時期になったり、クレジットカード会社からの『更新できませんよ』というハガキが届いたり…。
バレてしまう可能性は大いにあると思います。
まとめ
私が利用したのは任意整理で、司法書士法人杉山事務所に依頼しています。
流れとしては
- 減額診断シュミレーションに入力
- 司法書士からの電話
- 実際に事務所に行って内容を相談(過払金は発生しないが任意整理をすすめられる)
- 任意整理を依頼
- 依頼してから3ヶ月くらいたって、和解成立したと報告あり
- ひたすら毎月支払い
- 完済!!(依頼してから約4年)
という感じです。
ちなみに、杉山事務所の場合、司法書士のかたとあったのは最初の1回きりで
その後の支払いに関することは入金管理センターという別のところに問い合わせていました。
特別、その入金管理センターからの連絡とかはなく、私は自分で支払った日や金額、残高を帳簿につけていたので、そろそろ支払い終わるんじゃないかって時に、入金管理センターに連絡して、
「○月に〇〇円振り込んだらおしまいです。」と教えてもらいました。
そうじゃなくても、あと残額はどのくらいだなど、定期的に入金管理センターに問い合わせて
確認をしていました。
今やっと支払いが終わってすっきりです。ここから5年はブラックリストにまだ残ります…。
任意整理をするにしてもしっかり考えてから利用しましょう!!
でも、本当に借金にこまっている人がいたら、一度司法書士事務所に相談してみたらいいと思います。
私は債務整理を専門にやっていて過払金請求日本一の杉山事務所を利用しました!
↓↓ 気になる方はこちらから相談してみてください♪ ↓↓
読んでくださってありがとうございました♪
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